論文を執筆していて、残差プロットのグラフをExcelで書いた時に、幅(標準偏差)を表示したい時があります。おそらく、とてもコアですが・・ 毎回作り方を調べ直してとても効率が悪いので、残差プロットに幅(標準偏差)つける方法を忘れないために書いてお…
先日、研究助成の申請書を作成していたら、氏名のうえに小さく、「ふりがな」と記載がありました。PC入力でやってことがなかったのですが、調べてみると方法があったので自分への備忘録として記載します。 方法は簡単で、まずふりがなをふりたい範囲を指定し…
かれこれ、10年以上研究やセミナーでのプレゼン飼料をPowerPointで作成しています。 毎回、図やテキストボックスの絶妙な位置設定を、マウスでちまちまと調整していました。手も眼も疲れるし大変でした。 今回は「配置」機能を使って簡単に配置調整を行う方…
ジャーナルの担当者から、下記のようなコメントがありました。 -Please include the clean Version of the manuscript and table files along with the marked/tracked version of the main document in the system to help us proceed further. "原稿や表フ…
自分の書いた文章(論文や抄録)は、発信する前に何度も見直すことが吉です。 なぜなら、誤字脱字や、内容の不備、各パラグラフのつながりなどを確認する必要があるからです。 せっかく丹精込めて書いた文章も、誤字脱字がいくつもあったり、前後のつながり…
(この情報は2022年1月現在のものです) 医学分野の論文を読むにあたって、PubMedは間違いなく使用します。 PubMedは米国国立医学図書館が運営する、医学分野データベースです。 非常に多くの論文をカバーすることができます。 検索式を工夫することで、数多…
論文の読者はまず、どこを見るか?それは「タイトル」です。 タイトルを見て、本文を読むかどうかを判断するといっても過言ではありません。 そのため論文タイトルは、研究の内容または結果が一目で過不足なく伝わるようにする必要があります。 タイトルは大…
最近、論文を投稿した際に、editorial officeから「あなたの論文 (reference XX)と倫理承認番号をブラインドしてください」と連絡がありました。 方法がわからなかったので問い合わせたところ、該当部分を黒塗りにするか、削除して「* "blinded for review"…
英語表現について、レビュアーからの指摘が英文校正で誤りだと指摘されたことはありますか? 先日アクセプトされた国際誌の査読返答の中で少し混乱したことがあるのでシェアします。 以下の様な文章を書きました。例)「This study showed that muscle weakn…
“読み手にとって分かりやすい文章を書く” このような指導を受ける方は多いのではないでしょうか?特に、専門用語や学術用語が多い学術文書では難しい文章になりがちではないでしょうか? 今回は執筆のトレーニングを受けていない方の文章に見られがちな動詞…
先日、いつか掲載されたいと願うジャーナルにチャレンジしました。 結果は残念ながらリジェクションでした。実力不足を痛感します・・ 今回はリジェクションと同時に、姉妹紙のオープンジャーナルへの投稿を勧められました。 検討し、すぐにその依頼を承諾す…
先日、論文のアクセプト通知が届きました(ハゲタカではありません)。 メールを開く時の緊張感は、いつになっても慣れないと思います。 現在は8本の筆頭論文を投稿中で、ステータスを確認しつづける毎日です。 今回のレビュープロセスでは少しハラハラする…
2021年を迎えました。 今年は自分にとっても、皆さまにとっても穏やかな1年になってほしいです。 毎年言っている気がしますが、“今年1年は本当に早かったです。” 1年の時間は同じなのに、です。 時間の捉え方は大きく2種類あります。 それは物理的時間(ニュ…
【Zipファイルではファイル名を変更できないですので、展開(解凍)してからファイルを変更しましょう!】 そのまんまなのですが、先日の失敗を共有したいと思います。 先日業者の方から大量の動画ファイルをいただきました。 Zipファイル形式だったのですが…
日々淡々と過ぎやすい業務の中で、大切にしている言葉があります。 それは"Think Globally, Act Locally"という言葉です。 直訳ではグローバルに考え、ローカルに行動する、という意味ですね。 調べた限り出展がわからないのですが、様々な分野で用いられて…
昔論文投稿で経験した失敗を報告します ある時、英語論文を投稿し、論文のステータスが「with Editor」に変わりました(エディターに論文が回ったことを意味する。 通常、次のステップは大きく2つ ①査読者が見つかり、ステータスが「under review」に変わる…
日本理学療法士学会より会員向けのオンライン講義動画がアップされました。 私はACLR後4か月からスポーツ復帰までの標準的理学療法を担当いたしました。 動画の閲覧までの道のりが大変煩わしいので、解説いたします。 ①会員ページから「会員専用コンテンツ」…
理学療法では、筋力や関節可動域など、2-3回計測してその最大値を抽出することが多いです。 最大値を抽出した時に、データの数が少なければ手作業でできます。 しかし、手作業ではミスの可能性が高まりますし、データの数が膨大になれば手作業はできません。…
Google chromeでは、Pubmedで検索した論文毎にimpact factor (IF)が表示される便利な拡張機能があります。 「Pubmed impact factor」です。(ダウンロードリンクはこちら) 画面右上の「Chromeに追加」から進むと簡単にインストールできます。* インストール…
Wordファイル中で特定の場所だけ横向きに変更する方法をおさらいします。 論文投稿ファイルを作成する際には、出版社からWordファイル内に修正可能な形式で表を載せるよう指示されることが多いです。 その際にはExcelで作成した表をWordに貼り付ける機会が多…
英語論文執筆の専門書の多くが、英語と日本語の文法や表現方法の違いを理由に英語から書き始めることを勧めています。しかし、特に初学者*の先生にはおススメできません。 *ここでいう初学者とは、英語の読み書きに慣れてていない方と、論文執筆経験がほと…
最近の翻訳機能はとても自然な訳で、かつ専門用語に対応していてすごいですよね。 英語が難しい方でも、良くも悪くも簡単に翻訳された文章を読むことができます。 ただ、pdfファイルの英語を翻訳サイトにコピー&ペーストする時には、段落が変に改行された状…
論文投稿にあたって、図の解像度を指定されることが多いと思います。 AdobeのPhoto shopのような画像ソフトがあればよいのですが、ほとんどの方がお持ちでないかと思います(私もないです)。 なるべくフリーソフトの機能で簡単に解像度を変更したいですよね…
先日、理学療法養成課程の学生からインタビューを受けました。 最近はzoomやMicrosoft teemなどのオンラインツールのおかげで、良くも悪くも距離感を感じずにコンタクトが取れるようになりましたね。 その学生さんはしっかりと将来を見据えていて、正直自分…
エビデンステーブルは、通常システマティックレビューのような研究の一環として作成されるものです。 ですが、研究者個人でエビデンステーブルを作成しておくと、自身の研究計画や論文作成時にとても役立ちます。 作成を勧める理由は下記の4つです。 1.研…
英語論文を投稿する時に、行間のダブルスペースを求められます。 実は日本語版のWordでは、デフォルトの設定では英語版よりも広くなっています。そのため、そのままダブルスペース(行間2行)をすると、求められている行間よりも大きくなってしまいます。 本…
ありそうもない事が起るのが人生 ありそうもない、予測不可能な、しかし実際に起こったらとんでもない影響をもたらす影響のことを、「ブラックスワン」(1)と呼ばれている。 昨今の情勢を考えると、まさにCO-VID 19はブラックスワンかもしれない。 ブラックス…
κ係数(カッパ係数)とは、測定の一致度を示す代表的な指標です。 κ係数は0-1の範囲をとり、1で完全な一致となります。 しかし、その間の目安については複数の報告があり悩ましいところです。 見つけられたものを中心にまとめてみました。 Landis [1] の目安…
論文を読み書きしているとcorrelationとassociationの解釈と表現に迷うことがあります。 試しに、googleで”correlation association”と検索ワードを入力すると、検索候補に「correlation association differences」と出てきます。気になるのは私だけではない…