ospt’s diary

研究者×理学療法士×スポーツ

姉妹誌への投稿を勧められた時の判断基準

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先日、いつか掲載されたいと願うジャーナルにチャレンジしました。
結果は残念ながらリジェクションでした。実力不足を痛感します・・
 
今回はリジェクションと同時に、姉妹紙のオープンジャーナルへの投稿を勧められました。
検討し、すぐにその依頼を承諾することに決めました。
 
今回はその時に検討した基準について記録を残しておきます。
 
【投稿料】
オープンジャーナルのほとんどは掲載料が発生します。日本円では20-30万位するのが多い印象です。
研究費や職場予算の有無によって変わると思います。
 
【ジャーナルの質】
投稿先がハゲタカジャーナルだった場合には、研究者としての評価に影響します。そのジャーナルがハゲタカジャーナルでないかの確認が必要でしょう。
今回のジャーナルは、質の高いオープンジャーナルとして認定を受けていることを確認しました。
(その選定については、他のページを参照ください。)
 
【掲載に対する価値観】
インパクトファクター(IF)というものは非常に曖昧な評価基準です。ニッチな分野では単純にIFは高くなりません。
ですので、IFの高さで投稿先を決めるべきではないと私は思います。
これは研究分野や、論文のクオリティーによって検討すべきで、正解はわかりません。
 
ハードルが高すぎるチャレンジをし続けて長期戦になるよりも、少しでも掲載へ近づく方を選ぶという選択もあります。
*ただし、姉妹誌への投稿を勧められたからと言って、掲載率が高まるわけではありません。良い意味で、ちゃんと査読プロセスに入ります。
 
IFが〇点のジャーナルに載った!、というよりも、論文単体としての評価が大事と思います。
早く掲載された方が新規性という面で有利ですし、オープンアクセスでより多くの読者が読んでくれる可能性が高まります。
 
【共著者の理解】
共著者がいる場合には、自分だけの論文ではないので、当然全員の承諾が必要です。
確認の上進めましょう。
 
以上が私の考える姉妹誌への投稿を勧められた場合の判断基準です。
参考程度になれば幸いです。
 
追伸
このブログ執筆時に、8個の原著論文を投稿しています。
その対応のことを考えると、1つでもプロセスが減ることは助かるというという面もあります・・