ospt’s diary

研究者×理学療法士×スポーツ

CorrelationとAssociationの違い

論文を読み書きしているとcorrelationとassociationの解釈と表現に迷うことがあります。

試しに、googleで”correlation association”と検索ワードを入力すると、検索候補に「correlation association differences」と出てきます。気になるのは私だけではないですねw

 

解釈には2つのポイントがあるようです。

             

①両者の意味による解釈

 

英和辞典でそれぞれの意味を調べると

Correlation=相関させること、相関性、相互関係

Association=連合(すること)、合同、共同、提携、関連、協会、社団、会社、交際、付き合い

これによると、correlationは相関をさし、associationは関連をさすようです。

 

②使い方からの解釈

 

別の視点から解説されている論文がNature methodsより掲載されています。

 

www.nature.com

 

この論文には、“Correlation implies association, but not causation. Conversely, causation implies association but bot correlation.”と記載されています。

 

訳すと“Correlationはassociationを含むが因果関係ではない。反対に、因果関係はassociationを含むが、相関関係ではない。”

 

訳の問題もあるかもしれませんが・・Correlation(相関関係)やCausation(因果関係)はAssociation(関連性)という表現の一部(図)であるが、両者は違うものと解釈できます。

 

要するに、Associationは関連性の全般を示し、関連性の1つにcorrelationがあるということですね。

 

まとめ

2つの解釈ポイントからcorrelationとassociationの違いについて解説しました。

この関係性を理解すると論文中の表現や、自分が書くときに誤解せずに済みそうです。

もし誤りがあればご指導いただけますと幸いです。

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